「AIを導入したいが、コストがネックで踏み出せない」──千葉の中小企業の経営者からよく伺うお悩みです。実は2026年現在、国の補助金だけでAI導入費用の1/2〜4/5がカバーでき、設備を含む大型投資なら最大1億円の支援が受けられます。本記事では、千葉県内の中小企業が使える補助金・支援制度を整理し、申請の流れと注意点まで解説します。
① デジタル化・AI導入補助金2026(旧:IT導入補助金)
中小企業のITツール・AI導入を支援する国の代表的な補助金です。2026年から「IT導入補助金」が「デジタル化・AI導入補助金」に生まれ変わり、名称のとおりAIツール・AI搭載SaaSの導入支援が前面に出ました。業務自動化ツール、AIチャットボット、データ分析ツール、生成AIサービスなどの導入費用が対象になり得ます。
| 補助額 | 最大450万円(申請枠・類型による) |
|---|---|
| 補助率 | 1/2〜4/5(小規模事業者は優遇あり) |
| 主な申請枠 | 通常枠/インボイス枠(インボイス対応類型・電子取引類型)/セキュリティ対策推進枠/複数者連携デジタル化・AI導入枠 |
| スケジュール | 2026年3月30日から交付申請受付中。締切は1〜2か月ごとに設定(第4次締切:2026年8月25日) |
| 公式サイト | it-shien.smrj.go.jp |
② 中小企業省力化投資補助金
人手不足対策として、AI・IoT・ロボットなどの省力化投資を支援する国の補助金です。あらかじめ登録された製品から選ぶ「カタログ注文型」と、自社の業務に合わせてオーダーメイドのシステム・設備を導入する「一般型」があります。
| カタログ注文型 | 一般型 | |
|---|---|---|
| 補助上限 | 従業員5名以下:200万円 6〜20名:500万円 21名以上:1,000万円 (賃上げ達成でそれぞれ300万・750万・1,500万円に増額) | 最大1億円 |
| 補助率 | 1/2以内 | 最大2/3 |
| 向いている企業 | 既製品の省力化機器・システムを手早く導入したい | AIを組み込んだ自社専用の省力化システムを構築したい |
公式サイト:shoryokuka.smrj.go.jp
③ 千葉県・千葉市の支援制度
千葉県:中小企業デジタル技術活用支援事業
千葉県産業振興センターの「デジタル支援コーディネーター」が、課題整理からデジタルツールの要件決定、ITベンダーとのマッチングまで無料で伴走支援してくれる制度です。「何から始めればいいか分からない」段階の相談先として有効です。また、専門家派遣(謝金・旅費の補助あり)も利用できます。
千葉県:先進的デジタル技術活用実証プロジェクト補助金
デジタル技術を活用した新製品・新サービスの実証プロジェクトを支援する県の補助金です。AIを使った新サービス開発に挑戦する企業は公募時期をチェックしておきましょう。
千葉市の支援
千葉市でも産業振興財団等を通じて、専門家派遣や国の補助金申請のサポートが受けられます。市独自の支援策は年度により変わるため、最新情報は千葉市・千葉市産業振興財団の公式サイトでご確認ください。
補助金を使ったAI導入の流れ
補助金活用は、おおまかに次の5ステップで進みます。
| STEP 1 | 現状診断──どの業務にAIが効くか、削減効果はどの程度かを把握する |
|---|---|
| STEP 2 | ツール・施策の選定──補助対象になるツール/ベンダーを選ぶ |
| STEP 3 | 申請──公募要領に沿って事業計画を作成し、締切までに申請 |
| STEP 4 | 交付決定 → 導入──交付決定後に契約・導入・支払いを実施 |
| STEP 5 | 実績報告──導入結果を報告し、補助金を受け取る |
まずは「どの業務にAIが効くか」の見極めから
補助金は手段であって目的ではありません。先に「自社のどの業務をAI化すると効果が大きいか」を把握しておくと、申請する補助金・選ぶツールがぶれず、事業計画書の説得力も上がります。
株式会社MRI(千葉市)では、12問・約3分で自社のAI活用余地をスコア化できる無料のAI業務診断と、補助金活用を見据えた無料相談を提供しています。診断結果をもとに、御社に合う補助金・ツールの選び方からPoC(試験導入)、本格導入までワンストップで伴走します。
関連記事:中小企業のAI導入、何から始める?失敗しない5ステップ
※ 本記事の補助金情報は2026年6月時点の公開情報に基づきます。補助額・補助率・締切・要件は変更される場合があるため、申請の際は必ず各制度の公式サイト(デジタル化・AI導入補助金2026/中小企業省力化投資補助金/千葉県)で最新の公募要領をご確認ください。当社は補助金の採択を保証するものではありません。