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【2026年版】デジタル化・AI導入補助金(旧:IT導入補助金)・ものづくり補助金のAI活用
申請の進め方と採択ポイント

公開日:2026年6月30日 / 最終更新:2026年8月24日 / 株式会社MRI(千葉市)

AI導入の費用ネックは補助金で大きく下げられます。本記事は全国の中小企業向けに、ソフト・SaaS寄りの「デジタル化・AI導入補助金2026(旧:IT導入補助金)」と、設備・革新寄りの「新事業進出・ものづくり商業サービス補助金(旧:ものづくり補助金)」を、AI活用の観点で比較し、申請の進め方と採択されやすいポイントを解説します。千葉県内の独自制度については千葉のAI補助金まとめ記事もあわせてご覧ください。

この記事のポイント
注意:補助金の採択を保証するものではありません。補助率・上限額は申請枠・事業者規模により異なります(本記事の数値は目安です)。直近公募が受付終了している場合があります。最新の公募回次・締切・要件は必ず各制度の公式公募要領でご確認ください。

AI導入に使うならどっち?(比較表)

観点 デジタル化・AI導入補助金2026
(旧:IT導入補助金)
ものづくり補助金
向く投資 ソフト・SaaS・AI-OCR・チャットボット・業務自動化ツール等 AIを組み込んだ革新的製品・サービス開発、設備+AIの生産性向上投資
補助上限(目安) 最大450万円(枠・類型による) 枠・規模により最大7,000万〜9,000万円(新事業進出枠/グローバル枠)
補助率(目安) 1/2以内(インボイス枠・小規模は最大4/5) 枠により1/2〜2/3(グローバル枠は2/3)
対象 登録されたAI機能ツール+登録IT導入支援事業者と共同申請 革新的新製品・サービス枠/新事業進出枠/グローバル枠
規模感 小〜中規模のソフト投資向け。手続き比較的シンプル 大型投資向け。事業計画書の要求水準が高め

※ものづくり補助金:上限額の括弧内は賃上げ特例、補助率の括弧内は地域別最低賃金引上げ特例です(別の特例)。詳細は後述のものづくり補助金セクションをご覧ください。

まず確認:「ソフト・SaaS中心ならデジタル化・AI導入補助金、設備+革新的開発ならものづくり補助金」が基本の考え方です。投資内容・規模・事業計画の内容によって異なります。判断に迷う場合は無料AI業務診断や無料相談から始めることをおすすめします。

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デジタル化・AI導入補助金2026(旧:IT導入補助金)

令和7年度補正予算(2026年公募)より旧「IT導入補助金」が「デジタル化・AI導入補助金2026」に名称変更されました。AIツール・AI搭載SaaSの導入支援が前面に出た国の補助金です。

補助額(目安) 最大450万円(申請枠・類型による)
補助率(目安) 通常枠:1/2以内
インボイス枠(小規模事業者):最大4/5
※補助率は申請枠・類型・事業者規模により異なります。4/5はインボイス枠・小規模事業者に限られる最大値です。
通常枠の上限 業務プロセス1〜3つ:5万〜150万円 / 4つ以上:150万〜450万円
AI活用の対象 IT導入支援事業者がAI機能ツールとして登録・申請したもの。生成AIなら自動的に対象になるわけではない点に注意
公式サイト it-shien.smrj.go.jp
ポイント:導入したいAIツールが「登録IT導入支援事業者」のラインアップに入っているかどうかが最初の確認事項です。千葉県の独自制度との併用については千葉のAI補助金まとめをご覧ください。
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ものづくり補助金の申請でAIを活かす

正式名称「新事業進出・ものづくり商業サービス補助金」(通称「ものづくり補助金」。旧制度「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」の後継です)。AIを組み込んだ革新的な製品・サービス開発や、設備+AIの大型投資に向いています。

制度名 新事業進出・ものづくり商業サービス補助金(第1回)
※通称「ものづくり補助金」。2026年5月8日で受付終了した旧制度「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金(第23次)」の後継制度です。
補助率(目安) 革新的新製品・サービス枠:中小1/2(2/3)・小規模事業者/再生事業者:2/3
新事業進出枠:中小1/2(2/3)
グローバル枠:中小2/3
※補助率の括弧内は地域別最低賃金引上げ特例の適用時(上限額の賃上げ特例とは別の特例です)。
主な枠(3枠) 革新的新製品・サービス枠/新事業進出枠/グローバル枠
採択要件例 給与支給の従業員1名以上/付加価値額の増加・賃金引上げ・事業所内最低賃金の水準達成 等(具体的な数値要件は公募要領に規定)
AI活用の使いどころ AIを組み込んだ革新的な製品・サービス開発、設備+AIの生産性向上投資。ITより大型・設備寄りの投資に向く
公式サイト shinjigyou-monodukuri.smrj.go.jp

補助上限額(枠・従業員規模別/目安。括弧内=賃上げ特例の適用時)

革新的新製品・サービス枠(補助下限100万円)
1〜5人750万円(850万円)
6〜20人1,000万円(1,250万円)
21〜50人1,500万円(2,500万円)
51人以上2,500万円(3,500万円)
新事業進出枠(補助下限750万円)
1〜20人2,500万円(3,000万円)
21〜50人4,000万円(5,000万円)
51〜100人5,500万円(7,000万円)
101人以上7,000万円(9,000万円)
グローバル枠(補助下限750万円)
1〜20人2,500万円(3,000万円)
21〜50人4,000万円(5,000万円)
51〜100人5,500万円(7,000万円)
101人以上7,000万円(9,000万円)

※上限額の括弧内=賃上げ特例の適用時/補助率の括弧内=地域別最低賃金引上げ特例の適用時(別の特例です)。上表は目安のため、必ず最新の公募要領でご確認ください。

注意:旧制度「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金(第23次)」は2026年5月8日で受付を終了しています。現行は後継の新制度「新事業進出・ものづくり商業サービス補助金(第1回)」で、公募開始 令和8年(2026年)6月29日/申請受付 令和8年(2026年)9月30日/申請締切 令和8年(2026年)10月30日18:00 です。今後の公募回次・締切は公式サイトで必ずご確認ください。補助金の採択を保証するものではありません。

申請の進め方(5ステップ)

補助金を使ったAI導入は、おおまかに次の5ステップで進みます。

STEP 1 現状診断──どの業務にAIが効くか・効果の見積りを把握する。AI業務診断の結果は事業計画書の土台になります
STEP 2 補助対象ツール・事業の選定──デジタル化・AI導入補助金なら登録AI機能ツール、ものづくり補助金なら革新性・付加価値の要件を満たす内容かを確認
STEP 3 事業計画書の作成──数値で効果を示し、政策目的(生産性向上・賃上げ・DX)に沿わせる。書類準備は締切の2〜3か月前から
STEP 4 締切までに申請──公募要領の最新締切を公式サイトで確認し、期限内に申請
STEP 5 交付決定後に契約・導入 → 実績報告──交付決定前の発注は原則対象外。補助金を受け取るまで実績報告が必要
重要:交付決定の契約・発注は原則として補助対象外です。採択後もすぐに動けるよう、事前に準備だけ進めておくことをおすすめします。

採択されやすくする3つのポイント

ポイント①:数値で語る事業計画
「現状の工数→AI導入後の削減目安」「付加価値額の向上見込み」など、具体的な数値で効果を示した計画が評価されやすい傾向です。試算は目安・モデルケースであることを明記したうえで根拠を丁寧に示しましょう。
ポイント②:補助制度の政策目的に沿わせる
生産性向上・賃上げ・DX推進という国の政策目的と自社の投資がどう結びつくかを明確にすることが重要です。AIで「何がどう変わるか」を制度のキーワードに合わせて記述しましょう。
ポイント③:AIで「何をどう変えるか」を具体的に
「AI活用」という言葉だけでは不十分です。「月間〇件の帳票入力を自動化し、〇時間の工数削減を目指す」など、対象業務・手段・期待効果を具体的に記載することが採択されやすいポイントです。事業計画書の土台として、無料AI業務診断の結果をご活用ください。
補助金申請の前に、
自社の「AI化余地」を数値で把握しませんか?
12問・約3分・補助金申請の事業計画書づくりにも活用できます
※補助金の採択を保証するものではありません(対象・要件は各制度の公募要領をご確認ください)。

よくある質問

デジタル化・AI導入補助金でAIツールは対象になりますか?

2026年度から「デジタル化・AI導入補助金2026」に変わり、AI機能を持つツールが対象として明確化されました。ただしIT導入支援事業者がAI機能ツールとして登録・申請したものが対象で、生成AIなら自動的に対象になるわけではありません。

デジタル化・AI導入補助金とものづくり補助金はどちらを使うべき?

ソフト・SaaS中心の導入(AI-OCRやチャットボット等)はデジタル化・AI導入補助金、AIを組み込んだ設備投資や革新的な製品・サービス開発などの大型投資はものづくり補助金が向く傾向です。投資内容により異なります。

補助率・上限はどのくらいですか?

デジタル化・AI導入補助金は最大450万円・補助率1/2以内(インボイス枠の小規模事業者は最大4/5)。ものづくり補助金(新事業進出・ものづくり商業サービス補助金)は枠・規模により最大7,000万円〜9,000万円(新事業進出枠/グローバル枠、賃上げ特例時)、革新的新製品・サービス枠は最大2,500万円(同3,500万円)、補助率は枠により1/2〜2/3が目安です。最新の要件は各公式の公募要領をご確認ください。

申請すれば必ず採択されますか?

いいえ。補助金は審査のうえ採択が決まり、採択を保証するものではありません。政策目的に沿い、数値で効果を示した事業計画が採択されやすい傾向です。

いつ申請できますか?締切は?

公募は回次ごとに締切が設定され、変更されます。本記事執筆時点で直近の回は受付を終了している場合があります。最新の公募回次・締切は各制度の公式サイトで必ずご確認ください。

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※ 本記事の補助金情報は各制度の最新公募要領(2026年8月24日確認)に基づく目安です。補助額・補助率・締切・要件は変更される場合があるため、申請の際は必ず各制度の公式サイト(デジタル化・AI導入補助金2026ものづくり補助金)で最新の公募要領をご確認ください。当社は補助金の採択を保証するものではありません。